こんにちは、ArtFuji フォトグラファーのTakashiです。
富士山の山頂が朝日を受けて赤く色づく「赤富士」。夏の風物詩ですが、いつでも取れる訳ではありません。
では、どんな時に撮れるのでしょうか?
実は、それが分かれば苦労しないのですが、こんな時は赤富士になる可能性が高いというポイントがあります。
これも人それぞれに違っていますが、今年の夏初めて赤富士を狙ってみたいという方むけに私なりのポイントをご紹介します。
1)順光側で構える
順光側というのは、あなたが富士山を見ている時、背後から昇る朝日が正面から富士山に当たる側です。
山中湖やその上にあるパノラマ台から見る富士山が朝は順光になるので赤富士スポットして人気です。特に山中湖は穏やかな湖面に富士山が写ると最高の赤富士になります。
あとは花の都公園も絶好のスポットです。幸運であれば花畑の向こうに赤富士という絶景が撮れるかもしれません。
また、富士山に近づくほど空気の層が邪魔にならなくなるので、より鮮やかな赤富士に出会えると言われています。
ちなみに、本栖湖や田貫湖の朝は逆光側となり、朝日があたらないので赤富士にはなりません。
2)よく降った雨上がり、朝焼けになりそうな時がビッグチャンス
富士山の山頂には鉄分を多く含む噴火物が堆積しています。
普段は青黒かったり濃ゆい茶色に見えることが多いのですが、日の出の朝日を浴びると赤っぽく見えます。
しかも、噴火物が雨の水分をたっぷり含んでいると何故かより赤く色づくのです。
そして、朝焼けになると、赤く焼けた雲に反射した朝日が山頂に当たることで、ややオレンジ色に近い赤に眩いばかりに輝くと言われています。滅多に見れませんが。
朝焼けになりそうな時は、順光側で赤富士を狙うか、反対側の逆光側で朝焼け雲と富士山を狙うかとっても迷います。
3)迷う時はとにかく行くこと
天気がイマイチの夜明けに朝焼けになって悔しい思いをすることがよくあります。
そんな時は素敵な赤富士になることも多いのです。
富士山の近くに住んでいないと行くこと自体が大変なので曇りがちなイマイチ天気の時は行くのを取りやめることも多いはず。
でも、そんな時にライブカメラで赤富士を見ちゃうってことも結構あります。
やっぱり最後は現地に居ないと何事も始まらないんですね。
さあ、みなさん今年の夏は赤富士の撮影にトライしてみてはいかがでしょうか?
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