ArtFuji フォトグラファーのTakashiです。
今日は、
NISIと言うフィルターブランドについてご紹介します。なんだか日本人の名前のような響きですが、実は中国のカメラ用高性能フィルターメーカーなんです。フィルターというのはカメラのレンズの前に取り付けて、水面の反射を抑えたり(CPLフィルター)、明け方の明るい空を減光して地上が暗く潰れるのを防いだり(ハーフNDフィルター)、画面全体を暗くすることでシャッター速度を遅くして水や雲の流れを抑えたり(NDフィルター)、明るい戸外で絞り開放で撮影するために明るさを抑えたり(NDフィルター)するガラス製の撮影ツールです。上手く使うことで今までの写真をもっと印象的に、もっと個性的にすることができるので、写真にはまると一度は使ってみたくなるツールです。
1)フォトグラファー特集「風景写真家に訊く」で私のことが紹介されました。
NISIフィルタージャパンは今年に入って、
ネット通販拡大、ウエブページのデザイン一新、そしてNISIフィルター使用フォトグラファーのフィーチャー、などなどを矢継ぎ早に行っています。 今回、ネットで活躍するフォトグラファーにスポットライトを当てた特集「風景写真家に訊く」で私のことを紹介いただきました。
その力の入れようは本気モードで、凄い経歴のライターによるインタビューを2回にわたり入念に受けました。結果は意図を見事に汲み取っていただいた記事に反映されています。ちょっと面白いタイトルですが、お時間のある時機にでもご覧いただけると嬉しいです。
NISIを使ったフォトコンテスト受賞作も幾つか撮影データ付きで紹介されてます。フィルターを使った撮影のヒントになればと思います。
最近台頭してきたフィルターブランドはたくさんありますが、実は自社工場で製品開発から製造まで一貫生産できて、数々の特許を持っているのはNISIくらいなのです。そして、世界中に販売網を持つグローバルフィルターブランドなのです。その性能に対するこだわりは自社生産でなければ実現できないレベルのため、世界のフォトグラファーにとても人気です。
国内でも多くの手練れ風景フォトグラファーに支持されていて、使用フィルターは全部NISIに変えたと言う人も居ます。それは、角形フィルターの使い勝手が非常に良いことと、製品ラインナップが豊富で、色被りや画質劣化も少ないからなんです。
そして、意外かもしれませんがポートレートフォトグラファーにも人気があります。ポトレの定番絞り開放で屋外撮影する時、明るすぎてシャッター速度最高でも白トビすることがあります。そんな時に減光するためにNDフィルターを使いますが、日陰に入ると暗くなりすぎることがあり、その度にフィルターを付け外しすると撮影リズムをメッチャ崩します。NISIの可変NDフィルターはフィルターを脱着することなく、回転させるだけで一瞬で減光量を調整して次の撮影に移れるのでタイムラグが最小なんですね。ちょっと高くても必須アイテムのようです。
3)実は、現在私が使っているフィルターは全てNISIの角形フィルターなんです。
かつてはNISI以外のフィルターを使っていましたが、数年前にフォトコンテストの商品としてNISIの角形フィルターホルダーと、フィルターをいただきました。それまでのレンズにねじ込む丸型フィルターと異なり、幾つものパーツが組み合わさった複雑なシステムで、最初は使い方がわからずでした。
ある時、思い立って使ってみたところ、一つ一つ丁寧に削り出して造られたホルダーは作り込み精度がとっても高く、すごくよく考えられているので使い勝手が非常に良いことがわかりました。
それ以来、自然と使うフィルターはNISIに傾倒していきました。結果、現在使っているフィルターは全てNISIの角形NDフィルターになりました。フォトコンテスト受賞作の多くはこのNISIフィルターなくしては撮影できなかったでしょう。
そして、最近丸型可変NDフィルターも使い始めました。
機会があれば、角形フィルターや可変NDフィルターの使い方もご紹介します。
本日は、NISIフィルターについてご紹介しました。